バキュームについて

 バキュームとは、歯の治療中に患者さんの口の中に溜まった唾液を吸い取る作業のことを言います。助手の人がよく口の中で掃除機みたいな機械で唾液を吸い取っていますよね。歯科助手の仕事として一番イメージしやすい業務のひとつではないでしょうか。

  唾液が口に溜まると治療の妨げにもなりますし、患者さんの喉に唾液が溜まっても治療中で飲み込めず苦しくなってきます。また唾液を吸い取るだけでなくバキュームは他にも以下のような役割もします。

@歯を削る際に削る器具の先端から出てくる水を吸い取る
A舌が治療の妨げにならぬよう、バキュームの柄で舌が上がってこないよう抑える

 口角や舌を強く抑えられて痛いと感じたり苦しくなったりした経験はありませんか?バキュームの上手い下手で歯科助手さんの腕が分かるような気もします。これだけで決めないで!という声も聞こえてきそうですが(苦笑)

 とはいえお口の大きさや歯並びなど人によって千差万別です。またバキュームをしながらライトの位置を変えたり歯科医師が次に必要とする動作を察知したり、治療の種類によってバキュームのあて方も異なり、初心者にとっては難しい業務です。

 最初はうまく舌が押さえられず歯科医師の手を止めさせてしまうこともあるでしょうが、他の先輩助手さんにバキュームのあて方のコツ聞いたり、やり方をマネしながら色んな患者さんのバキュームをこなしていくうちに慣れていきますので心配いりません。

 バキュームは歯科助手がするべき仕事ではない、という説もあります。中には歯科衛生士さんしかやらせないという歯科医院もあり、範囲の境目がはっきりしない業務ですが、一方ではほとんどと言って良いほど多くの歯科医院でバキュームは歯科助手の仕事とされています。