歯科助手になるには

資格や免許は必ずしも必要ではない

 歯科助手になるには、資格や免許は必要ありません。ですから、「未経験可」と謳っている求人を出している歯科医院を探せば、資格も経験もないところからお仕事を始めることが可能です。希望すれば誰にでもなれるチャンスがあるのです。高校生がアルバイトで働いていることもあるぐらいですから。

 現に私も高校生の頃にかかりつけの歯科医院で先生から勧誘されてアルバイトを始めたのが歯科助手になったきっかけでした。歯科のことを何にも知らない未経験からのスタートで専門用語や業務を覚えるのは大変でしたが、とてもやりがいのある仕事でした。

  ただ、私の場合、院長先生から直接勧誘されたということで他の先生や歯科助手・歯科衛生士の先輩スタッフにも多少大目にみてもらったように思いますが、一からはじめる人は専門用語の多さ、業務の幅広さや細かさ、繁忙さ、熟知した厳しい先輩からの指導などで挫折してしまう人も実際には多いようです。

始める前の準備

  間違った概念や、思い違いや分からないからといってすぐにあきらめてしまうよりも、始める前に少しだけ準備してみると良いと思います。

たとえば、

◎ 前もって歯医者さんに歯のチェックに行って、受付から最後会計を済ませるまでのスタッフの動きや行動、対応、歯科医院内の環境・衛生状況を実際に見てみる

◎ 歯科助手について本やインターネットで調べたり、実際に歯科助手をしている人の話を聞いてみる

◎ 歯科助手に関する書籍や専門学校、通信講座などで勉強し、専門知識を備えてからじっくり働く

 職場のスタッフや患者さん、新しい環境へ慣れるのも大変なのに、忙しい業務の中で器具の名前や歯科医療の専門用語などを覚えるのは一苦労です。その点、専門学校や通信講座などで勉強をし、検定を受けてきた人は専門用語が一通り知っているだけで大きな強みとなります。

未経験可と書いてあっても・・・

 求人募集にもたいてい「未経験可」と同時に「経験者優遇」と書いてあるように、未経験でも雇ってはもらえますが、即実践力となる専門知識のある経験者や検定を持っている人を優先して雇用されたり、お給料を考慮してくれるということもあります。当然ですね。

 時間や経済的に余裕がある場合、そしてこの仕事でずっとがんばろう!と心に決めている人は専門学校や通信講座を受けると良いのではないかと思います。資格に興味のある方は、『歯科助手の資格』を参考にしてください。

  始める前からずっと続けられるか不安、とにかく働いてみたい!という方は、まず未経験からでもお仕事をしながら勉強をするという方法が良いかと思います。勉強というのは、独学なり通信講座を受けるなりどちらでもかまいません。未経験ということを分かって採用しているのですから、最初は何も分からなくても一生懸命覚えようと努力すれば大丈夫です。どんな仕事でもそうですが、前向きで誠実な姿勢が見られることが大切なのです。

資格もない!しかも未経験!で不安な方は

歯科スタッフのマナーと実践マニュアル
日本歯科医師会監修のマニュアル本。隠れた名著。社会人としての基本的なマナーから、1日の仕事の流れ、患者さんとの応対例、トラブルQ&A、診療業務内容など、歯科助手として役立つ内容が網羅されています。未経験で不安な方も(実務で覚えることは1番とはいえ)この本で学ばれてはいかがでしょうか。